結婚できないアラフォー世代が抱える闇

こんにちは。マリッジコンサルタントのさいとうみさです。

アラフォー、アラフィフ世代の婚活は、いろいろな側面で難しいと言われていて、その多くは
・40歳を超えているのに現実を知らない
・男性なら、年収が高くないのに10歳以上年下を希望する
・女性なら、見た目が若くみえるからという理由で年下を希望する
・アラフォーアラフィフになっても子どもがほしい(特に男性)と本気でいう
・女性なら、自分が中年の領域に入ってきている現実を直視しないでいつまでも30歳くらいのつもりで婚活する

まあ、思いつくまま挙げただけでもこんなことを婚活界隈では言われているのではないでしょうか。

たしかにこういったケースも実際あります。

これってよく見ると全部「自分のことだけ考えていればいい」ことで、自分がこうしたいけどそれが叶わないから結婚できない、というパターンです。


でも。世の中の深く沈んだ底辺のところの誰も目を向けようとしない闇って、あんまり取り沙汰されません。

それが。「親の介護問題と婚活の関係」だと思います。

結婚適齢期の30歳くらいのときに、親が病気になって看病する家族が自分しかいなかったら、自分がやるしかありません。核家族は精神的にラクだけど、助け合う家族がいないという現実はこういうときに無言で本人たちを突き刺してきます。制度も助けも、自ら調べなければ誰も教えてもくれないのが日本です。
病気といっても、それはいつまで続くことなのかは誰にもわからない。
例えば重い病気だったとしたら、看病が10年くらい続くことだってありますよね。

ヤングケアラーもそうですが、看病や介護ができる人は「できてしまうから」それを他人に相談することはあまりないです。だから見えない。

親の病気を看病したとき、お付き合いしている相手がいたかもしれません。でも看病が重なり生活が一転したことで交際が破綻したかもしれない。そしてそこから自分のことを立て直す時間も余裕もなく、親の看病と生活に必死で気が付いたら40代後半、50代になっていた、親の看病も続いているから同居が条件というケースもあります。

人生100年時代といっていますが、健康である程度お金がなければ100年生きてもどうでしょう。
病気で倒れて子どもに世話になりながら子どもの結婚に影響を及ぼしてしまうのは、親も子も苦しいですよね。

私は婚活屋ですが、結局、婚活も親子問題も介護問題も、すべてつながっていると思っています。

キラキラとした素敵な雰囲気を醸し出すもののとなりには、そうではないことが深く深く根を張っています。
少数かもしれませんが、確実にこういうことで苦しんで出口がなくもがいている人たちはいます。
だとしたらわたしはその少数派の人たちへ、自分のできる限りのサポートをしたいなと思っています。









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